編集長の甘辛コラム・波光 2020年12月号
働き方改革だってサ
- 「休みなさい。働きすぎは罪です」。当局の「働き方改革」に伴うお達しが、執拗だ。これら一連の〝指令〞で、労働環境に変化が出てきたのは事実だが、なじめない事業所もまだまだ多い。
- 「働けど働けど、わが暮らし…」と嘆き、じっと手を見たのは石川啄木であり、『蟹工船』で労働者たちの悲惨な日々を描いたのは、小林多喜二。いずれもだいぶ昔の話であり、彼らが生活した時代、現代では信じられない状況だったようだ。
- だが、時代は急変。過労死やサービス残業などなどを問題視した国は、罰則規定を設けて労働環境における改革の大号令。
- 新年は、忍耐の年になることだけは間違いなさそうだ。(編集長)
(2020-11-27 月刊りぃ~どweb)