〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

“ ようこそ 啄木のふるさとへ ” 石川啄木記念館の次の50年に向かって

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アカガシ

石川啄木記念館だより 石川啄木記念館開館50周年特集号

 次の五十年に向かって

           館長 森 義真

  • 萬年山寶徳寺の裏山の丘の上に、石川啄木記念館が開館して50年が経ちました。人口わずか1万5千人の玉山村に、記念館をつくるにあたっては、村民や県民の皆様、それに全国の啄木ファンからの浄財が、乏しい村の財政を補って余りあるほど集まって実現したストーリーを見たり聞いたりしました。
  • たくさんのお客様が来てくださることにより手狭になり、昭和61年に、現在の建物が建てられました。啄木の詩「家」に描かれた理想の家、啄木が住みたかったであろう家をイメージしたデザインの新館でした。この年に、過去最高の入館者「11万6896人」を記録しています。
  • 敷地内には、啄木の母校であり、啄木が代用教員を務めた旧渋民尋常小学校校舎と、その際に一家で間借りした旧齊藤家があります。中庭の一番人気は「啄木と子供たち」の像です。記念写真撮影スポットになっています。
  • 「ようこそ、啄木のふるさとへ」のキャッチフレーズを玄関に掲げ、海外も含めた全国からのお客様をお迎えしつつ、諸行事や諸活動を通じて、次の50年に向かって、これからも郷土の先人「石川啄木」の顕彰活動を続けてまいります。

石川啄木記念館だより 第7号 2020.9.15)