望郷の歌に生きる力
啄木学級故郷講座 歌人の工藤玲音さん講演
- 工藤さんは自身と啄木との関係性について解説。高校時代の古典の授業を例に挙げ「私たちが啄木かるたをやっている間、ほかの子どもたちは百人一首をやっていた。同じ盛岡の高校でも、啄木のことを知らない生徒もいて、宣伝したい気持ちになった」と当時の心境を明かした。
- 現在は歌集の制作に取り組んでいるという工藤さん「なんとか啄木の命日までに完成させたい」と意気込む。「今こうして、作家として仕事をする上で、啄木のパワーや渋民のエネルギーを感じている。啄木より3倍も4倍も長生きして、自分の創作活動を頑張りたい」と決意表明した。
- 同日は、工藤さんと記念館の森義真館長による対談「文芸マルチ人間 〜 啄木・れいん」も行われた。
(2020-09-07 盛岡タイムス)