NHK 北海道 NEWS WEB
札幌で愛される夏の風物詩
JIMOTO自慢は半世紀以上にわたり愛され続けている札幌市大通公園の名物『とうきびワゴン』についてです。進化を続け、守られていく『とうきびワゴン』の今を坂井里紗リポーターが取材しました。
- 札幌市中央区にある大通公園では、ことしも『とうきびワゴン』が札幌に夏を届けています。例年、雪どけとともに営業を始める『とうきびワゴン』ですが、ことしは新型コロナウイルスの影響で6月からとなりました。8月に入ってからは、本格的にことし収穫されたばかりのトウモロコシが使われています。
- 歌人、石川啄木も明治40年に札幌を訪れた時に焼きトウモロコシを味わったかもしれません。大通公園3丁目にある啄木の歌碑では『しんとして幅広き街の/秋の夜の/玉蜀黍(とうもろこし)の/焼くるにほひよ』と詠まれていて、こうばしい香りに心を動かされている様子がうかがえます。
(2020-08-21 NHK 北海道 NEWS WEB)