〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「はたらけどはたらけど…」を例に自由に考える

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サルスベリ

鳥取国府中で出前短歌講座

  • 児童生徒らから短歌作品を募集する「第26回大伴家持大賞」(鳥取市主催)の応募を通して短歌に親しんでもらおうと、鳥取市国府町町屋の国府中学校で6日、出前短歌講座があった。同賞の選者で県歌人会顧問の池本一郎さんが1年生に短歌の魅力を伝えた。
  • 同賞の今年のテーマは「持」。
  • 短歌は五七五の上の句で事実を述べ、七七の下の句で気持ちを述べることや、同じ言葉を2回使わないまとめ方があると話した。ただ、これに当てはまらない歌もあるとして石川啄木の「はたらけどはたらけど猶(なお)わが生活楽にならざりぢっと手を見る」を例に、自由に考えていいと解説。生徒たちは、短歌づくりに挑戦した。出前短歌講座は毎年希望する県内の小中高校で実施されている。(ライター・田中泰子)

(2020-07-22 朝日新聞

 

鳥取)国府中で出前短歌講座:朝日新聞デジタル