直木賞受賞『ホテルローヤル』実写映画化 20年冬公開
- 桜木紫乃氏の小説で、『第149回直木賞』を受賞した『ホテルローヤル』が実写映画化されることが発表された。メガホンをとるのは、Netflixで配信中のドラマ『全裸監督』や『百円の恋』(2014年)などを手がけている武正晴監督。キャストは今後、発表される。公開は20年冬。
- 映画では、原作の世界観を維持し、ホテルローヤルの扉を開く男と女、問題を抱える経営者家族・従業員の人生模様を、ホテル経営者の一人娘・雅代を主軸として物語が展開される。
- 武監督は「原作を読んで『ホテルローヤル』というホテルそのものを主人公にできないかと妄想した。どうしても釧路で撮らなくてはと考えた。釧路という土地が我々撮影隊に力を与えてくれた。僕の敬愛する(石川)啄木が、最果てと呼んだ土地での仕事を僕は一生忘れないだろう。釧路、札幌、北海道の土地のおかげで、唯一無二の映画が作れたと自画自賛している」と胸を張る。
(2020-04-03 岩手日報)