〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

資料展「啄木と渋民の人々」 〜5/10

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クスノキ

啄木と故郷の交流に焦点 盛岡の記念館 収蔵資料展

  • 盛岡市渋民の石川啄木記念館(森義真館長)は収蔵資料展「啄木と渋民の人々」を開いている。自筆書簡や作品から、啄木と故郷の人々との交流をひもとく。
  • 展示資料は書簡を中心に24点。「石を持て追はるるごとく」という歌のイメージが強い啄木だが、鳥取邦美学芸員によると「古里には啄木を応援する人もいて(啄木が故郷を離れてからも)交流が途絶えなかった」という。
  • 啄木の「代名詞」とも言える借金にまつわる手紙には「我が本日の収入は一家々計とカツカツに間に合ふ位」などと窮状を訴える文面が並び、借用証書も添えられている。
  • 5月10日まで。問い合わせは同館(019・683・2315)へ。

(2020-03-24 岩手日報

 

収蔵資料展「啄木と渋民の人々」- 石川啄木記念館