〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木の足跡をたどる…雪のため汽車は1時間ほど遅れて釧路駅に着く

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啄木来釧の敷石「さいはての駅に下り立ち/雪あかり/さびしき町にあゆみ入りにき」

啄木の釧路赴任日の足跡、112年後にたどる

  • 歌人石川啄木は1908(明治41)年1月21日夜、釧路新聞(当時)の記者として赴任するため釧路駅に降り立った。ちょうど112年後の21日夜、釧路市のグループ「くしろ元町フットパスを広め隊」は、啄木が駅から宿泊先まで歩いた2キロ弱をたどるイベントを初めて催した。26人が参加した。
  • 啄木研究家の北畠立朴さん=釧路市=によれば、啄木は1月21日午後9時半ごろ、途中で合流した釧路新聞の白石義郎社長とともに終点の釧路駅に到着した。雪のため汽車は1時間ほど遅れたとみられる。
  • 21歳だった啄木が当時の心境を詠んだ短歌はよく知られる。

「さいはての駅に下り立ち/雪あかり/さびしき町にあゆみ入りにき」(高田誠)
(2020-01-23 朝日新聞

 

北海道)啄木の釧路赴任日の足跡、112年後にたどる:朝日新聞デジタル