〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

新刊紹介!『啄木断章』碓田のぼる

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コブシ

『啄木断章』

碓田のぼる/著 発行/本の泉社
2019年10月7日 発売予定
本体価格:1,300円+税

内容

老将軍はいまや無名の典型となって、馬首をめぐらし、ナショナリズムを越境してグローバルな世界(のちの社会主義的思想)へ旅立とうとする


目次

啄木詩「老将軍」考 ─越境するナショナリズム

はじめに
一、啄木詩「老将軍」発見の経過
二、啄木詩「老将軍」と「マカロフ提督追悼の詩」
三、仮説の探求
四、「曹洞宗制」と啄木伝記とのかかわり
五、啄木詩「老将軍」の一視点 ─越境する啄木のナショナリズム
エピローグ

 

生活の風景と言葉
はじめに
一、風景認識の前進
二、生活の発見と深化
三、啄木的世界の発展

 

書 評
中村稔 著『石川啄木論』
上田哲 著『啄木文学・編年資料 受容と継承の軌跡』

 

〈対談〉生誕百二十年 石川啄木と現代
碓田のぼる・三枝昻之

 

著者略歴
碓田のぼる(うすだ・のぼる) 1928年生まれ。歌人。教育運動家。高校教諭を経て、全国私教連委員会、全教副議長などを歴任。渡辺順三に師事。新日本歌人協会全国幹事、日本民主主義文学会員、国際啄木学会会員。歌集『花どき』で多喜二・百合子賞受賞。

 

本の泉社 啄木断章