〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

ふるさとを愛した啄木・賢治の人生をたどる 10/13

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ソプラノで奏でる 石川啄木宮沢賢治の世界

ソプラノで奏でる 石川啄木宮沢賢治の世界

・2019年10月13日(日)(開場 13:30) 開演 14:00 終演 16:00ごろ

・開催場所 ラ・ラ・ガーデンホール(岩手県岩手郡雫石町長山極楽野44-9)

・入場料 一般 2000円(当日300円増)

演奏予定

 石川啄木作歌:初恋 ふるさとの空 たはむれに 花 ・・

 宮沢賢治作詩:星めぐりの歌 種山ケ原 雨ニモマケズ ・・

 ソプラノ 田中 美沙季

 ピアノ 阿久津 百合

 朗読 猪又 裕也

 お話・レクチャー 森 義真(石川啄木記念館館長)

 

詳細チラシ

https://www.city.hanamaki.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/009/627/takubokukennji.pdf

 


 

東京文化通信 県人リレーエッセー

「歌と人に生かされて」   田中美沙季

  • 「生きていて良かった、あなたの歌を聴けたから。声楽は初めて聴いた、心に染み渡るね、本当にありがとうね」。心の中に永遠にあり続ける言葉の宝物。
  • 2013年、大学同期数名と県内沿岸部十か所で開催した東日本大震災復興支援コンサートで歌った、石川啄木作歌・越谷達之助作曲《初恋》を聴いた方が涙しながら言った言葉だ。心の支えになれるならば受け継がれてきた命を立派な楽器に磨き、何があっても歌い続けよう、どこにいても故郷のために歌いたいと思った。
  • 生きていればうれしいことも悲しいこともあるが、それは歌のエッセンス。誠実に生き、喜怒哀楽すべてを音楽の表現にすれば心に寄り添える歌を歌えると信じている。
  • 夢がかなうのは、人の心や言葉がつむぐ希望だ。これからも、誰もが持つ故郷を大切に想いながら、人に生かされる歌人生に感謝を忘れず懸命に生きよう。そう誓いながら、今日も私は歌う。

田中美沙季 ソプラノ歌手 盛岡市生まれ、雫石町育ち。国立音大音楽学部卒。石川啄木の短歌による歌曲のレパートリーは約100曲にも及ぶ。千葉県在住)

(2019-09-27 岩手日報