〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

10歳違いの啄木が賢治に手紙を… 函館

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アザミ

啄木と賢治がつながる手紙 函館で朗読劇邦楽とコラボ

  • 石川啄木宮沢賢治の文芸作品と和太鼓演奏をコラボした朗読劇が21日、北海道函館市の市文学館であり、文芸ファンら約50人が参加した。
  • 邦楽作曲家で音楽プロデューサー佐藤三昭さんが作曲し、童話作家高橋リサさんがシナリオ構成を担った。チェロ奏者の熊谷裕史さんや北海道のコーラスグループなどが出演した。
  • 10歳違いの啄木と賢治は20代の一時期、函館市を訪れたが、直接の接点はない。朗読劇は、啄木が後輩の賢治に手紙を送ったとの架空の設定で進められた。
  • 啄木の歌集「一握の砂」の一編や賢治が病床に伏せる妹を思って詠った詩を対比させ、命と向き合う姿を表現。詩の朗読に和太鼓、しの笛、コーラスをのせて感情の動きを表した。

(2019-09-26 河北新報

 

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