「今日から始める『地図の雑学辞典』」
179.石川啄木の地図の歌
石川啄木(1886-1912)は、以下の二つのことで地図と測量に係わりがあります。
彼を流浪の詩人と呼ぶ人がいるように、地名の含まれた歌が多いのです。今ひとつは、下記のようによく知られた「地図」を含んだ歌が多く詠まれています。
地図の上
朝鮮国にくろぐろと
墨をぬりつつ秋風を聴く
今のうちに
忘れぬうちに
故郷の村の地図を書いて置かんと思い立ちたる
書き残したいと思ったものを「地図」という言葉で代弁していることに、「地図好き人」は感じ入ります。
(2019-09-13 ブログ「華森から」)
今日から始める『地図の雑学辞典』179.石川啄木の地図の歌: 華森から