〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

若さあふれる表現力 盛岡・短歌甲子園の県勢

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とべ!

盛岡三が決勝進出 盛岡で短歌甲子園

  • 第14回全国高校生短歌大会(短歌甲子園、実行委主催)第2日は17日、盛岡市松尾町の盛岡劇場団体戦1次リーグと個人戦が行われ、生徒が若さあふれる表現力を競い合った。団体では前回準優勝の盛岡三が決勝に進出した。
  • 県勢は花北青雲、盛岡四、盛岡三、盛岡工が出場。21校が7ブロックに分かれて総当たり戦を実施し、先鋒(せんぽう)、中堅、大将の3人一組が与えられた題で作った歌をそれぞれ発表した。

 

盛岡四高
   題「空」
  空色のボーダーシャツに
  たくさんの音符をうかべ
  改札ぬける
          吉田藍


花北星雲高
   題「川」
  川の縁宿るモンシロチョウ
  いつか
  時の長針壊してみたい
         川村純華


盛岡三高
   題「川」
  対岸へ届け十三個目の石
  川を跳び跳び跳び跳び
  とぶり
         瀬川仁志

 

盛岡工高
   題「空」
  空っぽの教室で一人窓を閉め
  夕日眺めて
  階段下りる
         山火功洋

 

  • 最終日の18日は、団体決勝トーナメントと個人の公開決勝審査を行う。1次リーグで敗退した県勢3校は、敗者復活戦に臨む。

(2019-08-18 岩手日報