希望の魔法、届けたい 「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」
- 東日本大震災から8年が経つ。音楽で復興を後押ししようと「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」が3月26日、盛岡市の岩手県民会館で開かれた。6回目となる今年は岩手県内の二つの高校音楽部と中学校1校が参加し、シンガー・ソングライターの秦基博さんが昨年に続いて出演。詰めかけた約1500人の前で歌声を響かせた。
- 不来方高は、ふるさと岩手の歌を披露した。宮沢賢治の「星めぐりの歌」では、真っ暗になった会場で、星の光に見立てたペンライトを持った生徒たちが客席から壇上へ。石川啄木の「ふるさとの山に向ひて」では、大書した啄木の歌を壇上で見せ、目でも楽しめる演出で観客を魅了した。
- 秦基博さんは2月に大船渡市と盛岡市を訪れ、3校と交流。本番では自身の「花」と「ひまわりの約束」を合唱し、生徒たちと心の通った歌声を響かせた。公演の後は「パフォーマンスも歌も今日が一番よかった」と生徒たちに語りかけた。
(2019-04-24 朝日新聞)
希望の魔法、届けたい 「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」:朝日新聞デジタル