盛岡で「喫茶店」テーマのパネル展
文化芸術が生まれた場所に注目 /岩手
- 「もりおか啄木・賢治青春館」(盛岡市中ノ橋通1)2階展示ホールで現在、第83回企画展「喫茶は文化の宝庫展」が行われている。
- 同館の常設展示では石川啄木と宮沢賢治の2人を取り上げていることから、企画展での展示も2人に関連した内容が多いという。今回は少し趣向を変え、2人が生きていた時代背景に着目。喫茶店に文学者や作家が集まっていたことや、芸術文化の創造拠点でもあったこと、啄木や賢治も喫茶店とつながりがあることなどから、喫茶店をテーマに選んだ。
- 日本の喫茶文化黎明(れいめい)期から現代に至るまでの変遷をパネルで紹介。啄木や賢治をはじめ作家らとの関わりや時代による喫茶店の変化、盛岡での広まりなどについても取り上げ、喫茶店の存在自体に焦点を当てる。ホールの中央には喫茶店を再現した一角も設け、喫茶店で配布していたマッチ箱も展示している。観覧無料。7月7日まで。
(2019-04-24 盛岡経済新聞)
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