〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木が願った新しき明日を信じつつ 啄木忌法要

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クスノキ

歌人の魂 次の時代へ
 啄木忌法要

  • 第108回啄木忌法要が13日、盛岡市渋民の宝徳寺で営まれた。啄木が1912(明治45)年に東京都文京区小石川に没したことを縁に盛岡市と文京区は2月、友好都市となった。法要では啄木の文学を、次の時代に継承することを誓った。
  • 啄木に縁のある宝徳寺、常光寺、喜雲寺の読経に参列者が焼香。地元の合唱団のコールすずらんが、啄木作品に武井三郎作曲の「新しき明日を」を献歌。
  • 昼食会では渋民地区自治会連絡協議会の地域協働事業として企画したヤマゴンコーポレーションの「啄木弁当」を味わった。啄木の好物だったそば、カボチャや玉山地区名産の黒平豆などを詰め合わせ、歌人を語り合い、明治の風味をしのんだ。

(2019-04-14 盛岡タイムス)

 


「啄木のふるさと」産声 渋民駅副駅名

  • 副駅名は計4カ所に掲示され、列車内アナウンスにも活用される。「間もなく渋民、渋民、啄木のふるさと」の音声が流れる。
  • 渋民地区自治会連絡協議会の佐々木会長は「今はバスで来る啄木ファンが多いが、IGRを使って石川啄木記念館まで来るようになれば。駅から歩くコース、タクシーのコースなどいろいろなことが考えられる。今度できる道の駅も含めて集客の機会になることを期待したい」と副駅名導入を歓迎した。

(2019-04-14 盛岡タイムス)

 


副駅名「啄木のふるさと」
  IGR渋民駅 命日にお披露目

  • 石川啄木の命日にあたる13日、 IGR いわて銀河鉄道渋民駅の副駅名「啄木のふるさと」がお披露目された。啄木が少年時代を過ごした宝徳寺では、恒例の「啄木忌」も営まれた。
  • 駅舎入り口に掲げられた副駅名は、啄木の手紙から引用した直筆の文字を組み合わせた。
  • 啄木忌では国際啄木学会・池田功会長が講演し、啄木の日記や手紙の魅力を紹介。参列者は郷土が誇る歌人に思いをはせていた。

(2019-04-14 読売新聞)

 

 


108回目の「啄木忌」全国から参列

  • 望郷の歌人石川啄木を悼む108回目の「啄木忌」が命日の13日、幼少期を過ごした盛岡市渋民の宝徳寺であった。
  • 盛岡市は啄木が生涯を閉じた東京都文京区と友好都市提携を結んだ。啄木祭実行委員会の竹田孝男委員長は「年号の改むる年に意義深く、両自治体のさらなる発展につながることを期待する。啄木が願った新しき明日を信じつつ、啄木の歌からそれぞれ何かを学び取って頂けたら」と話した。
  • 地元のコーラスグループも、啄木の第2歌集「悲しき玩具」に所収された「新しき明日の来(きた)るを信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど」の歌をメロディーにのせて歌いあげた。(渡辺洋介)

(2019-04-14 朝日新聞

 

 


郷土の偉人しのぶ
 宝徳寺で「啄木忌法要」

  • 石川啄木の命日にあたる13日、渋民の宝徳寺で法要が開かれた。
  • 6月1日には、同市渋民の姫神ホールで啄木の偉業をたたえる「啄木祭」が開催され、盛岡市在住の芥川賞作家、沼田真佑さんの講話などが予定されている。石川啄木記念館の森義真館長は「偉大な先人である啄木を知る良い機会になると思う。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼びかけている。(小鍛冶孝志)

(2019-04-14 毎日新聞