〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

石川啄木をきっかけに結ばれた線のあたたかな広がり

f:id:takuboku_no_iki:20190308155910j:plain

[ウメ]

盛岡市と文京区~さんさで広がる幸せの輪! 友好都市の交流盛り上げ

「さっこら~ちょいわやっせ!みんなで楽しく踊りましょう」

  • 東京都文京区内のホールに3月、岩手県盛岡市郷土芸能「盛岡さんさ踊り」でおなじみの太鼓や笛の音が鳴り響いた。文京区と盛岡市が2月に友好都市になったことを記念し、区民を対象に開いたワークショップ。親子連れら約40人が参加し、ほとんどが「初めて踊る」という踊りを体験した。
  • ワークショップで基本の踊りを習い、終わるころには全員がテンポよく踊れるまでに上達。最初は恥ずかしがっていた参加者にも笑顔が広がり、最後は太鼓や唄に合わせた「輪踊り」で会場が一体となると、大きな拍手が沸き起こった。
  • 文京区と盛岡市の交流が始まったのは10年以上前。歌人石川啄木の「生誕の地」盛岡市と、「終焉の地」文京区というつながりから、07年から区内で「啄木学級~文の京講座」を開くなどしてきた。終焉の地の隣接地には「石川啄木終焉の地歌碑」や「石川啄木顕彰室」もある。
  • ひとりの歌人をきっかけにつながった岩手と東京の点と点。結ばれた線は太くあたたかく、確かな広がりをみせている。

(2019-03-08 岩手日報

 

~盛岡市と文京区~さんさで広がる幸せの輪! 友好都市の交流盛り上げ | 岩手日報 IWATE NIPPO