〖 啄木の息 〗

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「郁雨は啄木最悪の友となった」文芸誌「視線」

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 文芸誌「視線」第9号発行 過去最大ボリュームに【函館】

  • 函館の文芸同人「視線の会」が発行する文芸誌「視線」の第9号が完成した。客員同人で、国際啄木学会元会長の近藤典彦さんが「郁雨は啄木最悪の友となった-絶交とその後の真実-」と題して特別寄稿。詩や短歌、小説、童話、評論と幅広く、過去最大のボリュームある1冊となった。
  • 近藤さんの評論は、石川啄木の妻節子と、啄木を物心ともに支援した宮崎郁雨(大四郎)との関係を1911(明治44)年6月と9月の出来事を中心に再検証する内容。編集長で元市文学館館長の和田裕さんは「郁雨と節子が深い関係にあったことは以前から言われていることだが、啄木の日記に基づいて検証した。『興味深く読んだ』と読者からの反響が多い」と話す。
  • 元道南歌人協会会長の俵祐二さんは啄木の短歌を用い、函館の芸妓が歌った「函館さのさ」のいわれについての随想を執筆。
  • 一部500円で、三省堂書店川原店(川原町4)で販売している。問い合わせは和田さん(0138・32・6844)へ。

(2019-01-12 HOKKAIDO NEWS LINK)

 

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