◎啄木文学散歩・もくじ https://takuboku-no-iki.hatenablog.com/entries/2017/01/02
釧路 啄木22歳の新聞記者時代 - 心ときめく76日間 <4>
- 「啄木の息HP 2006年夏」からの再掲 + 2018年夏 )
- 写真について 撮影年が記されていないものは2006年撮影
- 「1~25」のナンバーは、「くしろウォーキングまっぷ・石川啄木文学コース」(釧路観光協会 平成16年9月発行)による。また、2018年釧路文学館編集の「啄木歌碑・記念碑マップ」も全て同じ順序で並んでいる。
5 港文館前
「港文館」は正式名称が「釧路市大町地区港湾休憩所」といい、二階に啄木に関する資料が展示されているため「啄木資料館」とも言われる。
(2002-02-20 港文館だより かわら版2号)
「港文館・旧釧路新聞社」
右手の人影が啄木像。
この新聞社の社屋は昭和四十年に取り壊されたが、その時残された図面をもとに釧路市が同市大町二丁目に復元、この赤レンガ造りの 旧釧路新聞社の建物は「港文館」として開設された。平成五年五月三十一日のことである。これにあわせて、幸町公園にあった啄木像と歌碑も港文館前に移設された。
(「啄木文学碑紀行」浅沼秀政)
赤レンガ造りの美しい建物(2018年)
「啄木像と歌碑」
本郷新 制作「石川啄木像」。
像の顔を見ながら周囲を廻ると容貌が変化する。
修行僧のようになったり 童顔になったり…。
啄木歌(2018年)
左下の説明に「釧路時代の啄木ゆかりの人、小奴さんは、最後に『小奴 書』と書くところを『書』の一字を書かなかった。このため初めてこの碑文を読む方は、小奴の作品と勘違いするが、この歌は釧路時代を回想した啄木の名歌である」とある。
さいはての駅に下り立ち
雪あかり
さびしき町にあゆみ入りにき
所在地 釧路市大町2-1港文館前 建立
1972年(昭和47)10月14日
「石川啄木像」制作者 本郷新の言葉(2018年)
中庭の二本のガス灯に刻まれている歌
車止め柱にも歌
「くしろ啄木一人百首歌留多」を拡大した銅板がはめられている。
全部で13柱ある。
車止めの歌(2018年)
啄木スタンプ(2018年)
(つづく)