[アケビ]
和歌山)大逆事件サミット、10月6日に新宮で開催
- 明治時代末に全国で社会主義者らが弾圧された「大逆事件」の犠牲者を顕彰する「第4回大逆事件サミット」が、10月6日に和歌山県新宮市で開かれる。大逆事件サミット連絡会議の主催で、新宮市を拠点にする「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会と田辺市本宮町の大逆事件を語る会の共催。
- 今回のサミットでは、基調講演で国際啄木学会の伊藤和則さんが「石川啄木と大逆事件」の題で話す。当時、東京朝日新聞に勤めていた啄木は、友人だった平出修弁護士から裁判の経過を聞き、裁判資料を借り受けて筆写するなど強い関心をもって事件に向き合っていた。講演では、平出事務所に事務員として在籍し、啄木や与謝野鉄幹らとも親交があった新宮市出身の和貝彦太郎(夕潮)についても紹介される。
(2018-09-28 朝日新聞)