[クサギ]
賢治の学び舎、ユニークな学校案内
- どなたもどうかご覧ください−。宮沢賢治や石川啄木、金田一京助ら多くの文人を輩出し、県下一の進学校としても知られる盛岡一高(盛岡市上田)のホームページで、盛岡弁を紹介したユニークなページがある。学校へのアクセス案内のページで「道幅は一高に近づくほど狭くなり、ついには…」と物語の始まりのような遊び心ある文章と、盛岡弁を独自の考察を交えて紹介するなど「盛岡愛」にあふれる内容だ。
- 「盛岡弁のエッセンシャルズ」として「もりおか」→「もりょーが」→「もりょが」=寒冷期は長音を一音節に短縮して体温の低下を防ぐ=など独自の考察も加えるなど。「いちこう」は「コ」を高く「いちコう」と発音する。
- 盛岡一高は1880年に「公立岩手中学校」として設立され、文学界や経政界に多くの人材を輩出し、1896年に小説家・野村胡堂、言語学者・金田一京助が入学、98年からは歌人・石川啄木、1909年からは作家・宮沢賢治も学んでいる。