〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

 野口雨情展 歌人石川啄木ら文壇関係者との交流 〜7/22


[アジサイ]


雨情の生涯 振り返る 永眠の地・宇都宮で企画展

  • 晩年の一時期を宇都宮市で暮らした童謡詩人の野口雨情(1882〜1945年)を振り返る企画展が、同市中里町の上河内民俗資料館で開かれている。愛用品や写真パネルなど約100点を展示。落款、朱肉や筆など初公開の貴重品も数多い。
  • 茨城県北茨城市生まれの雨情は、「七つの子」「赤い靴」「シャボン玉」などが代表作。早稲田大中退。その後、北海道で新聞記者をしたり、家業の廻船(かいせん)問屋を継いだりするなど、職を転々とした。
  • 写真パネルでは、歌人石川啄木ら文壇関係者との交流や、全国各地を巡った様子など幅広い活動を振り返る。カバン、帽子などの愛用品のほか、横浜市の百貨店で限定製作された「ヨコハマ 赤い靴のお人形」も展示されている。
    • 原則月曜休館、入場無料。7月22日まで。(原田拓哉)

(2018-06-30 東京新聞


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