〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

 石川啄木:岩手の「明治」を形作った偉人のひとり 

明治150年 岩手の明治に触れてみよう
  ― 近代化の礎を築いた本県の偉人・建物 ―

  • 2018年は、明治元年から数えて150年に当たる年。激動の時代の中、本県の偉人たちは、政治、経済、医療、文化、学問など幅広い分野で活躍した。

150年目の節目に、岩手の「明治」を形作った偉人の功績と歴史的建造物を紹介する。


石川啄木 1886〜1912
明治期に活躍した歌人。南岩手郡日戸村(現・盛岡市)の常光寺で生まれる。本名一(はじめ)。盛岡中学中退後、与謝野鉄幹の知遇を得て、明星派の詩人としてデビュー。満19歳で処女詩集『あこがれ』を出版、名を知られるようになった。渋民尋常高等小学校代用教員を経て、職を求め新聞記者として北海道の各地を流浪。東京で満24歳の時、処女歌集『一握の砂』を出版し、歌壇内外から注目された。1912(明治45)年、結核症のため満26歳で波乱に富む生涯を閉じる。啄木没後には、歌集『悲しき玩具』が友人の土岐哀果によって出版された。
  石川啄木記念館(盛岡市)019・683・2315

(紹介されている他の偉人 鳥羽源藏・後藤新平田中館愛橘
(2018-03-26 岩手日報 政府広報