かるたで感じる啄木の足跡 釧路で「雪あかりの町」 古里岩手の「せんべい汁」も
- 漂泊の歌人・石川啄木が釧路停車場に降り立った1908年(明治41年)1月21日を記念したイベント「啄木・雪あかりの町・くしろ」が20日、釧路市南大通周辺で開かれた。訪れた人々は手作りキャンドルの幻想的な光とともに、啄木が詠んだ歌のかるた大会などを満喫した。
- 釧路川沿いの港文館で開かれたかるた大会には市民らが入れ代わり立ち代わり参加。啄木が詠んだ100首の歌の札を取り合った。港文館では啄木の歌を写す拓本体験会も開かれたほか、南大通には啄木の古里・岩手県の名物「せんべい汁」を味わえる屋台も登場。市民らは啄木に思いをはせながら楽しんでいた。
来釧110年歌人啄木しのぶ【釧路】
- 今年は啄木の来釧110年。啄木像の前で行われる恒例のキャンドル点灯式では、啄木と芸者小奴に扮した地元のお二人が火を灯した。会場にはアイスキャンドルなども多数並べられ、幻想的な雰囲気に包まれた。
- 会場周辺では屋台も出店。訪れた市民らは、啄木をしのびながら冬の夜のイベントを楽んでいた。