〖 啄木の息 〗

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 文芸誌「視線」『一握の砂』−その成立と構造の考察」


[トベラ]


近藤典彦さんの「一握の砂」論考掲載 文芸誌「視線」8号【函館】

  • 函館の文芸誌「視線」(和田裕編集長)の第8号がこのほど、完成した。巻頭には特別企画として、元国際啄木学会会長の近藤典彦さんが「『一握の砂』−その成立と構造の考察」と題した論考を寄せた。
  • 近藤さんは啄木来函110年の節目の昨年9月、函館で講演したほか、啄木の歌集「一握の砂」「悲しき玩具」の解説本を出版。視線に掲載した論考では、歌集の出版が決まってから「一握の砂」として完成するまでの収録した歌の変遷を追った。
  • A5判、143ページ。一部500円で、三省堂書店(川原町4)で販売している。

(2018-01-15 函館新聞


函館新聞



『一握の砂』──その成立・構造の考察──近藤典彦 (啄木の息)
『「教科書に掲載されている啄木の歌」栁澤有一郎 (啄木の息)