〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

口で筆をとって石川啄木の詩を書に 盛岡


[ミモザ]


寝たきり男性、悲願のバイト始める あごでロボ遠隔操作

  • 4歳の時に交通事故にあって首から下が動かなくなり、22年間、自宅のベッドに寝たきり。そんな盛岡市の男性が、アルバイトを始めた。あごでパソコンを動かして遠く離れた東京にあるロボットを操る。ネットとロボットの力で「自分で稼ぎたい」との悲願を実現した。
  • 男性は、番田雄太さん、26歳。養護学校のころ、口で筆をとって石川啄木の詩を書にし、盛岡で作品展をひらくほどの腕前。いまは筆を専用のペンタッチキーに代えて、あごの微妙な動きでパソコンをあやつる。
  • 番田さんのパソコンは、東京都武蔵野市ベンチャー「オリィ研究所」と結ばれる。同社が開発中のロボットは、目の部分のカメラがとらえた映像を、遠くはなれたパソコンの画面で見ることができる。

(2015-02-21 朝日新聞

オリィ×番田チャレンジ


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