〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い息づかいに触れてみたい

啄木は何故そんなに人生を急いだのか

【四季】日本農業新聞

  • 石川啄木は何故そんなに人生を急いだのか。余命わずかと知っていたかのように。深い足跡のある北海道・釧路を訪れ、そんな感慨に浸る。
  • 啄木が粉雪舞う釧路駅に降り立ったのは106年前の1月下旬。逗留したわずか76日間で人の一生のような仕事をした。〈さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき〉。有名な歌を釧路到着の直後に詠む。
  • 新聞社を渡り歩いた。旧釧路新聞の社主に請われ編集の仕事に就く。当時の様子は、啄木の関連資料と共に同市内の記念館・港文館に再現。書いた記事は100本にも。
  • 今年は102回目の啄木忌。夭折の歌人は底辺にも目を凝らし国家権力の横暴さを憂う。

(2014-01-18 日本農業新聞