[花筏]
龍谷大学 入試問題 2007年
池澤夏樹『母なる自然のおっぱい』
-概略-
◎ 次の文を読んで、問いに答えなさい。
元気でありたい、長命でありたいとは誰しも願うところだが、これがなかなかむずかしい。
もともと「健康」の健は「すこやか」ということで、病気もせず元気でいる状態をいう語だった。
石川啄木も、
すこやかに、
背丈のびゆく子を見つつ、
われの日毎にさびしきは何ぞ。(『悲しき玩具』)
と、子の健やかに育つ姿を歌っている。「すこやか」は「すくよか」といい、しっかりと堅固で他を寄せつけないさまを表す語だった。
問 石川啄木の作品を一つ選びなさい。
・赤口 ・月に吠える ・一握の砂 ・相聞
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→ → 解答 一握の砂