- 梅雨が明けると、朝の涼しい時間を選ぶように、クマゼミの大合唱。きょうは二十四節気の一つ「大暑」である。「土潤って溽暑(あつし)」という季節。「溽(じょく)」には蒸し暑いという意味がある。
- 「地上の太陽」といえるのがヒマワリ(向日葵)。まんのう町帆山地区では、地元の人たちの丹精込めた栽培によって、ことしもヒマワリの見事な景観が広がっている。石川啄木の詩は「黄金(こがね)向日葵(ひぐるま)」。その花を「遮りもなき光の宮」にたとえた。「ダリアは私の腰に/向日葵は肩の上に」というのは三好達治。(N)
(2012-07-22 四国新聞)