現代短歌に啄木の面影 文芸評論家の三枝さん講演
- 国際啄木学会の夏のセミナーは3日、東京・明治大学で開かれ、三枝※之(さいぐさたかゆき)さんが「現代短歌の中の啄木」と題して講演した。(※は「昴」の「卯」の左側が「工」)
- 三枝さんは、現代短歌の中に「五七五七七の定型を壊しつつ守る意識」が共通して見られると指摘。その源流は石川啄木の「へなぶり」(定型の変形化)にあるとした。
- 盛岡大の日景敏夫教授が「啄木が読んだ英語資料のコーパス言語学」、佐野短大の大室精一教授が「啄木の推敲意識」をテーマに研究発表した。
- 2011年11月5、6日に盛岡市で大会を開くことを決定
- 募金活動を行い、被災した図書館に啄木の本を贈ることを決定
(2011-07-06 岩手日報)