[木に棲む]
『NASAより宇宙に近い町工場』 僕らのロケットが飛んだ
- 植松 努 著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 2010年(第七刷) 1,300円
「すべて自腹で宇宙ロケット開発に取り組む北海道の小さな町工場から、自分も社会をよくしたいと思うすべての人への提言」
子どもが読んでもわかりやすいが、大人にはもっと説得力がある。易しい言葉ですごいことを言う。
一番びっくりしたのは、植松さんの会社の経営方針が、「稼働率を下げる。なるべく売らない。なるべくつくらない」であること。『えっ? 成り立たないでしょう』と思ったが、理路整然とした説明に納得した。それを実際に行っているのだから、頷かざるを得ない。
- 成功するための秘訣は成功するまでやること
- 「どうせ無理」という言葉をこの世からなくした方がいいこと
- 感動すると夢が見つかること
当たり前のようにも思えるが、いま現在それを実践しているひとの表現は力強い。
どうせ無理なんて言わず、夢をたくさん持って生きていこうと思う。