[ユズリハ]
啄木紀行「一握の砂」百年 朝日新聞連載
4)家族で住んだ理髪店 今も営業/本郷
「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ」
- 石川啄木は1909(明治42)年から、東京市本郷区本郷にある理髪店「喜之床(きのとこ)」の2階に部屋を借りて家族と一緒に住んでいた。
- 喜之床は、「理容アライ」として同じ場所に今もある。現在の店主である新井一雄さんは、啄木が住んでいたころ店主だった弁治さんの孫にあたる。
- 以前、啄木が住んでいた部屋の天袋から啄木と啄木の父・一禎の名前が書かれた表札が見つかったこともあった。
(2010-12-17 朝日新聞>マイタウン>岩手)