〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

きょうは啄木の命日

[2008年12月に設置された標示板]
東京都指定旧跡「石川啄木終焉の地」文京区小石川5丁目


啄木終焉の地、守る親子 東京都の宇津木さん

  • 石川啄木は、東京都文京区小石川で人生の最後を暮らした。その場所は後に「石川啄木終焉の地」として都の旧跡に指定された。命日に当たる13日は、天才歌人をしのぶ人がこの場所を訪れる。啄木に家を貸していた宇津木家の宇津木政子さん、裕子さん親子は、その場所に住んでおり「啄木を近い人だと感じることがある」と長年来訪者らの世話を続けている。
  • 政子さんは第2次世界大戦後、宇津木家に嫁いだ。その時には啄木が住んでいた家は、空襲で焼失していたという。旧居跡は1952年に都旧跡に指定され、1969年には記念の石碑が建てられた。
  • 終焉の地のシンボルだった石碑は一昨年の夏ごろ、老朽化などが原因で壊れた。管理する都は石碑を撤去し、その代わりに記念プレートを設置した。

(2010-04-13 岩手日報WebNews)