【『キャピタリズム』】
『キャピタリズム マネーは踊る』CAPITALISM:A LOVE STORY
- 2009年 アメリカ
- 監督 マイケル・ムーア
- 製作 アン・ムーア
- 製作総指揮 キャスリーン・グリン ボブ・ワインスタイン ハーヴェイ・ワインスタイン
- キャスト マイケル・ムーア 他
キャピタリズム(資本主義)の経済問題に迫るドキュメンタリー映画。 2008年リーマンショックにより世界経済は大不況に陥った。アメリカでは、職を失う人、サブプライムローンが払えずに家を失う人が続出した・・・。
アメリカ社会の今をムーアの目で切り取って見せてくれる。企業が従業員に無断で生命保険をかけ、本人死亡後、巨額の保険金を(企業が)手に入れる。民間更生施設では犯罪で収容された人に勝手に判決を下し、タダの労働力で「利益」をあげる。ゴールドマン・サックスの役員たちがそのまま政治の世界で幅を利かせる。
ムーア監督が来日したときのインタビューで「(日本人の皆さん)『お金と自分の魂のどちらが大切か?』」と問いかけていた。
『いつか自分も金持ちになれる』というまやかしのドリームではなく、本当に明るい方向へ行くのではという未来も見える気がした。