【札幌平岸林檎園記念歌碑】
石狩の都の外の 君が家 林檎の花の散りてやあらむ
「啄木と智恵子」
- 啄木の歌集『一握の砂』には、たった一人の女性、橘智恵子を詠んだ22首がある。
- ふたりは3カ月ほど、函館の弥生尋常小学校で同僚教師だった。
- 啄木が恋いこがれた橘智恵子とは、どんな女性だったのか。
- 智恵子の兄儀一の手記には、現実の智恵子はさほど美しいとは言えず、あだ名は「ねまりべこ(寝牛)」だと書いている。
- 橘智恵子は、2男5女をもうけたが、産褥熱のため33歳で息を引き取った。
君に似し姿を街に見る時の こころ躍りを あはれと思へ
かの時に言ひそびれたる 大切の言葉は今も 胸にのこれど
(2007-07-07 朝日新聞 トラベル 愛の旅人)