啄木の息

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

東京駅開業 ふるさとの訛なつかし… <天声人語>


[ホトトギス]


東京駅 若い野心が全国から

  • この駅に向かう列車はすべて上りとなる。「都でひと旗」の時代には、若い野心が全国から降り立ち、入れ違いに失意の背が車中に消えていった。百様の人生が、始発終着のそれぞれに揺れる。
  • 皇居わきの原っぱに東京駅ができたのは 1914(大正 3)年。丸の内の駅舎は赤れんがの 3階建てで、「帝都の表玄関」を意識し、南北に 300メートルを超す威容となった。戦災で失われた二つのドーム屋根や 3階部分が、5年をかけて創建時の姿に復元され、きょう全面開業する。
  • 〈ふるさとの訛(なまり)なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく〉。岩手出身の啄木の感傷は、往時の上野駅以外では成立しない。同様に、赤れんがの東京駅と切り離せない喜びや哀(かな)しみ、出会いと別れがある。

(2012-10-01 朝日新聞天声人語

相次ぐ駅リニューアル 地域ニーズ生かし多様に 北海道

街再生へ進む再開発−−旭川

  • 旭川駅構内には美唄出身の世界的な彫刻家の安田侃さんの作品や石川啄木の歌碑などがあり、市が市彫刻美術館の分館としてステーションギャラリーやアイヌ文化情報コーナーを開設。
  • また、周辺には 14年度末完成を目指した大規模庭園「北彩都ガーデン」の整備も進む。駅直結の大規模庭園は全国でも珍しく、「駅前などの中心市街地に観光客や市民を呼び込むきっかけにしたい」というのが市の狙いだ。

(2012-09-30 毎日新聞