〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2017-10-04から1日間の記事一覧

 「登山の日」〈ふるさとの山に向かひて言うことなし

「天鐘」 [デーリー東北] 〈ふるさとの山に向かひて言うことなし ふるさとの山はありがたきかな〉。啄木が子供の頃、渋民村(現盛岡市)から仰ぎ見た岩手山を詠んだ歌だ。故郷の山は子をいたわる母の如し。ただ「ありがたい」の一言に尽きる。 太宰治も岩木…

 混迷する政治を打ち破るカギ 「地図の上 朝鮮国にくろぐろと」

長野)「理想主義」この機会に立ち止まって考えたい 松代大本営など「戦争と平和」をテーマに多くの作品を発表している児童文学作家、和田登さん=長野市在住=は今回の衆院解散に暗澹(あんたん)たる思いを抱く。そして、混迷する政治や世界を打ち破るカギ…

 啄木が訪れた三陸地方を巡る 10/5

啄木の足跡たどるイベント 大船渡 大船渡市の「椿の里・大船渡ガイドの会」は5日、同市立根町の県立福祉の里センターなどで、青年期に三陸地方を訪れたとされる歌人石川啄木の足跡をたどるイベントを初めて開く。 午前10時半から同センターで講演と座学。啄…

 啄木とあいさつし、啄木と付き合っていくということ

【開催しました】第4回郷土の歴史講座『啄木 函館の「忘れがたき人人」』 9月30日(土)、第4回郷土の歴史講座『啄木 函館の「忘れがたき人人」−五人の親友と一人の女性−』が開催されました。今回の講座は、元国際啄木学会会長の近藤典彦さんに講演していた…

 啄木は自由な彗星に己を重ねていたのだろうか

[エケベリア] 石川啄木「雲は天才である」 盛岡市渋民 がたごと、がたごと盛岡から北へ。およそ20分、列車の窓が岩手山の絵になった。ふるさとの山に向ひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな。渋民駅で降りると、啄木の言葉が迎えてくれた。歌碑なら…