〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「…天才者啄木を憶ひき夕日赤し」函館市文学館・文学の夕べ 9/21

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ナツツバキ

 函館市文学館・第2回文学の夕べ】 

 「後輩ケンジへ、石川啄木拝」

   ~賢治命日に贈る、笛と太鼓と歌の手紙~
 
・2019年9月21日(土)18時30分開演

函館市文学館1階ラウンジ

・入場料300円(友の会会員240円/学生150円)

・お申込(定員50名)函館市文学館 0138-22-9014

 

作曲・指揮&お話:佐藤三昭(音楽プロデューサー・作家)
案内人:高橋リサ(童話作家


「宮沢氏と盛岡中学のバルコンに立ちて 天才者啄木を憶ひき夕日赤し」

  ー賢治の友・保阪嘉内の日記よりー
 
 賢治と、啄木。

 岩手に育ち、同窓に学び、
 芸術と現実の波間に消えた、ふたりの息ー。
 迎えにいこう。和洋楽と言葉の舟を出して。
 今宵、賢治の命日ー啄木もきっと、讃えている。
 後輩が刻んだ、魂の双曲線軌道を。

 

http://www.zaidan-hakodate.com/bungakukan/download/yu19-2.pdf

 


「碧海に/コンクリートを流し込み/儒艮(ジュゴン)の墓を建てる辺野古に」

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ハイビスカスローゼル

短歌甲子園 31文字が放つ輝き

  • ふるさとの訛なつかし/停車場の人ごみの中に/そを聴きにゆく。短歌甲子園の舞台は早世の歌人石川啄木を生んだ盛岡市。昭和薬科大付属高の生徒がふるさとを詠み、最優秀作品に輝いた。団体戦でも準優勝。帰県後に話を聞いた。
  • 団体で、連覇中の強豪と当たった。1対1で迎えた大将戦。國吉伶菜さんの「碧海(へきかい)に/コンクリートを流し込み/儒艮(ジュゴン)の墓を建てる辺野古に」に、会場がどよめいた。
  • 王者を退けたテーマは「流」。ふるさとへ投入されるカタカナの異物に着目した。青にサンゴ礁の碧が映える海、希少な生きもの。守りたいものたちを漢字で包んだ。相手校の教師が「迫力が桁違いでした」と脱帽したこの歌が、最優秀作品。
  • 顧問の砂川亨さんは「沖縄の生活に根ざした歌をつくろう」と助言した。生徒が選んだ基地問題は賛否がある。「葛藤はあった。でも、僕の葛藤を押しつけたくない」。尊重された自主性が、沖縄を照らす言葉を生んだ。若き日の光と影を歌に投射した、啄木のように。(吉田央)

(2019-08-21 沖縄タイムス

 

[大弦小弦]短歌甲子園 31文字が放つ輝き | 大弦小弦 | 沖縄タイムス+プラス

 


宮崎・日向でも「牧水・短歌甲子園」

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ハイビスカス

宮崎・日向で「牧水・短歌甲子園」 東京家政、金沢錦丘、宮崎西、宮崎南が準決勝へ

  • 宮崎・日向の中央公民館で8月17日、「牧水・短歌甲子園」が開幕した。日向市東郷町出身の歌人若山牧水を顕彰し、開催される同大会。全国の高校生たちが自作の短歌を披露し、1チーム3人の団体戦で競う。今年は全国から1都11県31校、54チームの応募があり、予選を通過した12チームが参加した。
  • 予選では各選手が「令」、「面」、「恋」の題詠で自作の短歌を披露した。「流星群見上げる夏のベランダに叶わなかった母の恋聞く」(宮崎南・浦田ゆりさん)、「箱ティッシュ使いきるまで好きでいてよいことにする失恋の夜」(宮崎西・宮本陽香さん)など。

(2019-08-18 日向経済新聞)

 

宮崎・日向で「牧水・短歌甲子園」 東京家政、金沢錦丘、宮崎西、宮崎南が準決勝へ - 日向経済新聞

 


 

宮崎西、大会初の連覇 牧水短歌甲子園

  • 第9回牧水・短歌甲子園の最終日は18日。予選を勝ち上がった4チームで準決勝、決勝を行い宮崎市・宮崎西高が昨年に続き団体戦で優勝、大会初の連覇を達成した。個人戦も同校3年の宮本陽香(はるか)さんが来場者の投票で決まる牧水賞を2年連続で獲得した。

(2019-08-18 宮崎日日新聞

 

宮崎西、大会初の連覇 牧水短歌甲子園 - Miyanichi e-press

 


短歌の腕前を競う短歌甲子園最終日

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入道雲の きかんき

短歌甲子園 八戸が団体初V 県勢は盛岡三が審査員特別賞

  • 個人は、「日の香りかすかに残る文机を だきしめるように 眠りたい春」と詠んだ岐阜県の飛騨神岡3年玉腰嘉絃(かいと)さんが最優秀作品賞に輝いた。
  • 県勢は、団体で盛岡三が審査員特別賞を受賞。個人は盛岡四2年の吉田藍さんと花北青雲3年の川村純華(すみは)さんがともに話題作品賞に輝いた。

(2019-08-19 岩手日報

 

短歌甲子園 八戸が団体初V 県勢は盛岡三が審査員特別賞 | 岩手日報 IWATE NIPPO

 


国際啄木学会東京支部会 開催のお知らせ 9/7

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ナラガシワ

国際啄木学会 東京支部

  • 2019年9月7日(土)13:00 ~
  • 場所 明治大学和泉校舎 研究棟1F 会議室(和泉キャンパスの一番奥)東京都杉並区永福1-9-1

発表 平山 陽「5本の啄木演劇の脚本を書いて~事実と虚構の啄木と節子」

研究余話 大室精一『啄木そっくりさん』を書いて

     佐藤 勝 「3人の共著『クイズで楽しむ啄木101』が誕生するまで」

支部会議 東京大会に備えての準備確認ほか
         *閉会後には希望者による懇親会を開催


 ☆ 初めての方のご参加も歓迎 ☆

 


短歌甲子園、優勝校決まる 啄木故郷の盛岡市で開催

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共同通信

短歌甲子園、八戸高が初優勝 啄木故郷の盛岡市で開催

  • 勝戦の題は「咲」。「不可能を可能にさせた 汚れた手 無農薬のりんごの花咲く」と詠んだ八戸高1年の平こころさんは「青森の魅力を伝えようとりんごを題材に決めた」と笑顔で話した。

(2019-08-18 YAHOO!ニュース>共同通信

 

 短歌甲子園、八戸高が初優勝 啄木故郷の盛岡市で開催(共同通信) - Yahoo!ニュース

 



全国高校生短歌大会 昭薬付の國吉伶菜さんが特別審査員賞 団体は準V

  • 國吉さんは「大会にはさまざまな県の人が参加する。沖縄で感じる本土との温度差を詠もうと思った」と話した。
  • 団体戦は國吉さん、島袋乃碧(のあ)さん、徳村帆華(ほのか)さん=いずれも2年生=の3人で出場。トーナメント方式で対戦し、審査員が歌の優劣を判定した。決勝戦の題は「咲」だった。団体戦準優勝について國吉さんは「初めての参加だったので驚いている。来年は優勝したい」と意欲を見せた。

(2019-08-19 琉球新報

 

全国高校生短歌大会 昭薬付の國吉伶菜さんが特別審査員賞 団体は準V - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 


若さあふれる表現力 盛岡・短歌甲子園の県勢

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とべ!

盛岡三が決勝進出 盛岡で短歌甲子園

  • 第14回全国高校生短歌大会(短歌甲子園、実行委主催)第2日は17日、盛岡市松尾町の盛岡劇場団体戦1次リーグと個人戦が行われ、生徒が若さあふれる表現力を競い合った。団体では前回準優勝の盛岡三が決勝に進出した。
  • 県勢は花北青雲、盛岡四、盛岡三、盛岡工が出場。21校が7ブロックに分かれて総当たり戦を実施し、先鋒(せんぽう)、中堅、大将の3人一組が与えられた題で作った歌をそれぞれ発表した。

 

盛岡四高
   題「空」
  空色のボーダーシャツに
  たくさんの音符をうかべ
  改札ぬける
          吉田藍


花北星雲高
   題「川」
  川の縁宿るモンシロチョウ
  いつか
  時の長針壊してみたい
         川村純華


盛岡三高
   題「川」
  対岸へ届け十三個目の石
  川を跳び跳び跳び跳び
  とぶり
         瀬川仁志

 

盛岡工高
   題「空」
  空っぽの教室で一人窓を閉め
  夕日眺めて
  階段下りる
         山火功洋

 

  • 最終日の18日は、団体決勝トーナメントと個人の公開決勝審査を行う。1次リーグで敗退した県勢3校は、敗者復活戦に臨む。

(2019-08-18 岩手日報

 


短歌鑑賞深める鍵に『クイズで楽しむ啄木101』

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『クイズで楽しむ啄木101』

郷土の本棚

『クイズで楽しむ啄木101』

   大室精一 佐藤勝 平山陽 著

  • 本書は、本県が生んだ歌人石川啄木の人物像や短歌の魅力を老若男女に楽しく伝えることを目的に編まれた。
  • 「啄木そっくり」と称される啄木研究者・大室精一氏、啄木文献のスペシャリスト佐藤勝氏、TVプロデューサーで啄木舞台シリーズ脚本家の平山陽氏による異色の企画本である。
  • 啄木といえば「借金を返さない」「女性にだらしない」などといったマイナスイメージがある。ただ、啄木短歌は人の心にストレートに届く。その魅力の源泉はどこにあるのか。本書には疑問を解き、鑑賞を深みに導くヒントが詰まっている。

(2019-08-18 岩手日報

 

申込は 桜出版へ

『クイズで楽しむ啄木101』 1296円

  メール sakuraco@leaf.ocn.ne.jp

  ファックス  019-613-2369

 


啄木のふるさとで 短歌甲子園開幕

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サギソウ

啄木の地 輝け感性 短歌甲子園 盛岡で開幕

  • 第14回全国高校生短歌大会(短歌甲子園)は16日、盛岡市渋民の姫神ホールで開幕した。全国21校の生徒約80人が集い、若者らしい感性を31文字で競う。
  • 開会式に続き、石川啄木記念館などを巡って歌を考える題詠ツアーに挑戦した。
  • 盛岡工高は6年ぶりの出場で、鎌田力也さんは「日常見聞きする出来事を自分なりに工夫して表現する」と抱負を述べた。

(2019-08-17 岩手日報

 


 

NHK岩手 NEWS WEB

短歌甲子園」盛岡で始まる

  • 短歌甲子園」は、高校生に短歌を通して交流してもらおうと、盛岡市が毎年、開いているものです。
  • 石川啄木記念館では、啄木が友人たちに出した手紙や、啄木が弾いていたとされるバイオリンやリードオルガンを見るなどして、啄木が当時、どのような生活をしていたのか学んでいました。
  • 沖縄県の高校2年の島袋乃碧さんは、「短歌だけでなく、バイオリンを弾くなどさまざまな事に挑戦していたことがわかり、感銘を受けました」と話していました。

(2019-08-16 NHK岩手 NEWS WEB)

 

「短歌甲子園」盛岡で始まる|NHK 岩手県のニュース

 



IBC岩手放送

高校生歌人の頂点へ 「短歌甲子園」開幕

  • 式では前年度の団体戦優勝校、茨城県立下館第一高校の大幡浅黄さんが「私たちは本大会において仲間と団結し、全力を尽くし、精一杯短歌を楽しむことを誓います」と、選手宣誓をしました。

(2019-08-16 IBC岩手放送

 

高校生歌人の頂点へ 「短歌甲子園」開幕/岩手・盛岡市(IBC岩手放送) - Yahoo!ニュース

 


 

若き感性競う短歌甲子園/岩手・盛岡市

  • 高校生が短歌の表現力を競う短歌甲子園が盛岡で開かれていて、若い感性が紡ぎだす力作が次々と披露されています。
  • 17日の午前中は3人1チームで詠みあう団体戦の予選が行われ、「川」をテーマに次々と短歌が披露されました。

能代高校・堀内和佐さん)
「あの夏の 優勝胸に 走る川 指遣いまだ 忘れずにいる」

(2019-08-17 IBC岩手放送

 

若き感性競う短歌甲子園/岩手・盛岡市 | IBC NEWS

 


 

岩手めんこいテレビ

短歌甲子園 盛岡で開幕 全国の高校生が競う

  • 県内からは、前回準優勝の盛岡第三高校や、盛岡第四高校、それに盛岡工業と花北青雲の4校が出場している。
  • 2018年準優勝の盛岡三高・鈴木倫華さんは、「先輩方が頑張って準優勝までしてくださって、ことしこそは令和になったばかりだし、盛岡三高が頂点を取りたい」と話した。

(2019-08-16 岩手めんこいテレビ

 

短歌甲子園 盛岡で開幕 全国の高校生が競う - FNN.jpプライムオンライン

 


啄木…玉蜀黍の焼くるにほひよ お盆に・・

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トウモロコシ

風土計 [岩手日報

  • お盆に親戚宅を訪問した。兼業農家で新鮮な食べ物をいただくのが楽しみの一つだ。トウモロコシも出されたので、てっきり自家製と思ったのだが、買ってきたものだという。どうして?と尋ねると「カラスにやられた」と嘆いた。
  • 9千年の歴史を持つこの穀物は、アメリカ大陸の先住民が栽培を続ける中で品種が分化。日本には16世紀に伝来。明治時代になって北海道などで本格的な栽培が始まり、庶民の生活にも浸透した。石川啄木は札幌の印象を「しんとして幅広き街の/秋の夜の/玉蜀黍(とうもろこし)の焼くるにほひよ」と詠んでいる。
  • 愛され続けるトウモロコシ。ただ、そのおいしさを知る動物からどう守るか。環境対策を含め、知恵が試されているようだ。

(2019-08-17 岩手日報

 

お盆に親戚宅を訪問した。兼業農家で新鮮な… | 岩手日報 IWATE NIPPO